Search Results for:

世界一の技術と価値

0
Filed under その他

バンダイ工場工場2工場3

バンダイさんのガンプラ(ガンダムのプラモデル)のホビーセンター(開発センターと成型工場)の見学にお邪魔しました。

場所は静岡県。

あるルートよりご縁を戴きまして実現した今回の見学ツアーですが、ガンプラの成型技術が見れるという事で予てよりとても楽しみにしていたのです。

そしてこの度の実現。
本当に本当に興味深く、感激しました。

まず何よりバンダイさんがお客様の組み立てやすさを最優先に設計されている姿勢に感激。
それは、効率的な成型と安定生産よりも、お客様の中には子供も多いことから組み立てやすさを優先した部品配置をしているというはなし。これに大きく感動しました。

それからですね、四色成型という世界で唯一の技術とそこに至る背景を聞き、これにも大感動。
ずっとずっと歴史を辿ると日本のプラモデル業界は、徳川家の時代に栄えた木工職人技術にまで至るということ。これには思いっきり感激です。

プラモデルを製造する会社や工場は静岡に多い。それはどうしてか聞いてみると、どうやら徳川時代の木工職人を多く抱えていた静岡の地がルーツとなっていて、木工技術の中に樹脂材料が入ってきて、その流れから、その昔は木工工場だった会社が樹脂成型を行うようになり、プラモデル製造工場の多くがこの木工工場だったという説なのだそうです。

実際には色んな説があるという事なのですが、以前富山県高岡市の銅器やアルミの製造会社が多いのは、刀や鎧・建築金具を作っていた職人を上杉家だかの旧家が高岡に呼び集めた事にルーツがあると聞いたことを思い出し、この静岡の成型工場のルーツというのも、あながち外れている訳ではないという思いで興奮しました。

話はちょっと専門的になりますが、成型圧のコントロールやゲートの設計技術は言うに及ばず、ゲートカットのノウハウと技術は凄いレベルですし、多色成型して打ち出された成型品が、ランナーから外すと部品組み立てをする事無く稼動部位として完成させてしまうという設計技術は、間違いなくバンダイさんの持つ世界一の技術です。

最近では日本国内だけでなく海外からも修学旅行の学生さんが多く見学に訪れるコースに組み入れられているというバンダイさんの開発センターと成型工場。京都の金閣寺や銀閣寺よりも見てみたい観光地ってこと!?と驚きつつ、日本の誇る技術として世界中から注目を集めるのも納得できる宝の山でした。

モノづくりをする人や、これからモノづくりのプロを目指す人たち。騙されたと思って一度ガンプラを組み立ててみる事をお勧めします。

特にガンダムファンでもない僕がこれだけ感動する技術の塊。それがガンプラなのです。

最後に、本日アテンドくださったNさん。案内くださったバンダイのNさん。
本日はお忙しい中お時間を戴き、またこのようなまたとない貴重で魅力溢れる機会を戴き、本当にどうもありがとうございました。
この場をお借りして、心より感謝申し上げます。

Post a Comment

Your email is never published nor shared. Required fields are marked *

*
*